階段昇降機、段差解消機,を設置する場合の建築基準法の知識

段差解消機と建築基準法


段差解消機は建設省告示第1413号第1第9号 段差解消機に詳しく規定されております。
 

                

建設省告示第1413号第1第9号 段差解消機
九 車いすに座ったまま使用するエレベーターで、かごの定格速度が15m以下で、かつ、その床面積が2.25㎡以下のものであって昇降行程が4m以下のもの又は階段及び傾斜路に沿って昇降するもの 令第129条の7第五号の規定によるほか、次に定める構造とすること。
イ かごは、次に定める構造とすること。ただし昇降行程が1m以下のエレベーターで手すりを設けたものにあっては、この限りでない。
(1)次に掲げるエレベーターの種類に応じ、それぞれ次に定めるものとすること。
(ⅰ)かごの昇降の操作をかご内の人が行うことができない1人乗りのエレベーター出入口の部分を除き、高さ65cm以上の丈夫な壁又は囲いを設けていること。ただし、昇降路外壁その他のものに挟まれるおそれのない部分に面するかごの部分から7cm(出入口の幅が80cm以下の場合にあっては、6cm)以上の立ち上がりを設け、かつ、高さ65cm以上の丈夫な手すりを設けた部分にあっては、この限りではない。
(ⅱ)(ⅰ)以外のエレベーター 出入口の部分を除き、高さ1m以上の丈夫な壁又は囲いを設けていること。ただし、昇降路の側壁その他のものに挟まれるおそれのない部分に面するかごの部分で、かごの床から高さ15cm以上の立ち上がりを設け、かつ、高さ1m以上の丈夫な手すりを設けた部分あっ ては、この限りではない。
(2)出入口には、戸又は可動式の手すりを設けること。
(3)用途、積載量(Kgで表示した重量とする。)及び最大定員(積載荷重を平成12年建設省告示第1415号第五号に定める数値とし、重力加速度を9.8/S2とし、1人当りの体重を65Kg、車いすの重さを110Kgとして計算した定員をいう。)並びに1人乗りのエレベーターにあっては車いすに座ったまま使用する1人乗りのものであることを明示した標識をかご内の見やすい場所に掲示すること。
ロ 昇降路は、次に定める構造とすること。
(1)高さ1.8m以上の丈夫な壁又は囲い及び出入口の戸又は可動式の手すりを設けること。ただし、かごの底と当該壁若しくは囲い又は床との間に人又は物が挟まれるおそれがある場合において、かご下にスカートガードその他これに類するものを設けるか、又は強く挟まれた場合にかごの昇降を停止する場合にあっては、この限りではない。
(2)出入口の床先とかごの床先との水平距離は、4cm以下とすること。
(3)釣合おもりを設ける場合にあっては、人又は物が釣合おもりに触れないよう壁又は囲いを設けること。
(4)かご内の人又は物が挟まれ、又は障害物に衝突しないものとすること。
ハ 制御器は、昇降行程1.0mを超えるものにあっては、かご及び昇降路のすべての戸又は 可動式の手すりが閉じていなければかごを昇降させることができないものとすること。
ニ 次に掲げる安全装置を設けること。
(1)かごが折りたたみ式のもので動力を使用してかごを開閉するものにあっては、次に掲げる装置
(ⅰ)鍵を用いなければかごの開閉ができない装置
(ⅱ)開閉中にかごに人又は物が挟まれた場合にかごの開閉を停止する装置
(ⅲ)かごの上に人がいる場合又は物がある場合にかごを折りたたむことができない装置
(2)かごが脱着式のものにあっては、かごとレールが確実に取り付けられていなければかごを昇降させることができない装置
(3)住戸内のみを昇降する以外のものにあっては、積載荷重を著しく超えた場合において警報を発し、かつ、かごを昇降させることができない装置又は、鍵を用いなければ、かごの昇降ができない装置

昇降機技術基準の解説の中で設計上の留意事項としてとして
3)出入口には戸又は遮断棒を設けること。この戸又は遮断棒の取付高さは床面より0.7m程度が一般的であり、ま た、昇降行程1m超える鉛直型段差解消機の上部乗場出入口に遮断棒を使用することは、人又は物が落下するおそ れがあるため、1.1m以上の高さの戸にすることが一般的である。昇降行程1mを超える上階の出入口に遮断棒や、 戸が閉じた状態であっても戸の下側に大きな開口が開く場合、誤って昇降路に転落するおそれがあるため、チェー ンを張る等の防止策を講じること。
□(2)出入口有効幅における乗場出入口の床先とかごの床先とのすき間の寸法は4cm以下とすること。ただし、 乗場の床先又はかごの床先に手動又は自動の遮断棒連動式渡し板又は自動開閉式渡し板を設ける場合にはこの渡し 板をかごの床とみなしてよい。
□(3)釣合おもりを設ける場合は、人又は物がおもりに触れないように壁又は囲いを設けること。囲いに金網等 を使用する網目の大きさは直径38mmの球が通過できない程度の網目のものを使用すること。
□(4)かご内の人又は物が障害物に挟まれたり衝突したりすることがないように、かご床面と天井又ははり等の 垂直距離は、「共用利用」にあっては2.0m以上、「車いす専用利用」にあっては1.6m以上とし、その垂直距離が 確保できない場合は乗客に危害が生じないような適切な措置を講じ、壁との距離については、第1第九号ロ(1) 1)の解説に記載したとおりである。
 鉛直型段差解消機でかごの出入口を遮断棒のみとし、渡し板を設けない場合には、上部出入口床先と段差のない 連続した壁又はフェッシャプレートを上部乗場から下部乗場停止位置までの全域に設けること。

と記されている。